「郡山遺跡展─みちのくの源流を訪ねて」−ザ・モール仙台長町店
2013.03.31 Sunday 20:00
「郡山遺跡展─みちのくの源流を訪ねて」(3月16日〜24日)が太白区のザ・モール仙台長町店で開催されました。

郡山遺跡展
郡山遺跡には、飛鳥時代(7世紀後半)に国の役所が設置されました。奈良時代(8世紀前葉)に設置される陸奥国府・多賀城の前身となった「最初の陸奥国府」と考えられている東北古代史上とても重要な遺跡です。
郡山遺跡は、遅くとも大正時代には土器や瓦が多量に出土する場所として知られていましたが、長らく学術的な調査の手が入らないまま宅地化が進んで行きました。本格的な発掘調査は、仙台市教育委員会によって昭和54年から継続的に行なわれ、「最初の陸奥国府」としての性格がほぼ明らかとなったことを受けて平成18年には国の史跡として指定されました。

郡山遺跡展
今回の展示は、太白区内にあった郡山遺跡展示室が東日本大震災で被災し、損傷した出土品を被災ミュージアム再興事業(文化庁補助事業)を活用して修復・公開したものです。

展示室そのものの再開も待たれるところですが、普段は考古資料が並ぶことはない商業施設の一角に設けられた「特設ミュージアム」に多くの市民の皆さんが足を止め、太白区の地下に埋もれていた遺跡の出土品に見入っていました。

普段はミュージアムに足を運ぶ習慣のない方々に地域の歴史を知ってもらうきっかけとして、このような場所での「特設ミュージアム」はとても意義のあるものだと感じます。

郡山遺跡展
展示スペースの床には、陸奥国府・郡山遺跡の南門跡で発見された柱穴の原寸大写真。とても大きな柱を持つ立派な門が建てられていたのです。

郡山遺跡展
こちらは、「名取」と線刻された土器。当時のこのあたりは、陸奥国名取郡に属していました。

郡山遺跡展
こちらは、当時の関東地方の技法で作られた土器。郡山遺跡に国の役所を造るにあたり、関東地方からたくさんの人々が移住したことを示す出土品です。
 
<展示の概要>
東日本大震災仙台市被災ミュージアム再興事業 「国史跡 郡山遺跡展〜みちのくの源流を訪ねて〜」
期間:2013年3月16日(土)〜3月24日(日)
内容:東日本大震災により被災した収蔵品等の復旧及び収蔵環境の整備等を図る、被災ミュージアム復興事業の一環。今年度は、太白区郡山の郡山遺跡展示室の収蔵品を修復し、展示。
第一会場:ザ・モール仙台長町店 2階いこいの広場(入場無料)
第二会場:地底の森ミュージアム 1階展望ラウンジ(要入館料)
主催:仙台市教育委員会文化財課
協力:地底の森ミュージアム、(公財)仙台市市民文化事業団

<郡山遺跡>

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